2009.11.09 Monday
「ゴニン デ イッシュ」第3回(2009年11月)
今月の5人
■奥田亡羊――分かち書きゆえに可能となる表現
■小島なお――夢と現実の狭間を漂う
■佐藤通雅――これはプロポーズの歌だ
■永井祐――わたしはみずなと親しくない
■錦見映理子――どこにもない、どうしても必要なもの
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第3回の短歌は、今橋愛『O脚の膝』から、私の好きなこの1首を。歌の性格上いろいろな読みが出てくるだろうとは思っていましたが、歌の解釈、リズム感、鑑賞文の文体など、あらゆる面で、予想を上回るほどバラエティに富んだ5人が揃いました。
今回お願いしたのは、論作共に活躍中、私とは深夜の工場地帯を散歩した仲(?)でもある奥田亡羊さん、角川短歌賞を最年少受賞、歌集『乱反射』も記憶に新しい小島なおさん、ハイクオリティな個人誌「路上」を発行し続けていらっしゃる佐藤通雅さん、学生時代からの友だちで、最近は口語短歌の鍵を握ると言われたり言われなかったりしている永井祐さん、そして、静謐なエロス漂う短歌が魅力の錦見映理子さん(50音順)です。
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■「ゴニン デ イッシュ」とは